今回は、南米渡航歴のある知人に教えてもらった南米輸入食品・雑貨のお店「キョウダイマーケット」を紹介したいと思います。
駅前のオフィスビルの中に、なんと日本随一の南米スーパーが。知る人ぞ知る、この穴場ショップを、行き方から品揃えまでまるごとお伝えします。
JR、東急池上線、都営浅草線の五反田駅からスグ
キョウダイマーケットは、JR五反田駅東口から徒歩約1分のところにあります。
JR五反田駅の中央改札を東口へ出ます。 「アトレ五反田2」や「JR東日本ホテルメッツ 五反田」があるほうの出口です。
五反田駅東口を出て正面の横断歩道を渡りましょう。
キョウダイマーケットは、 洋服の青山が入っている駅正面のビルの中にあります。
洋服の青山の看板の上をよく見ると、ブラジルの国旗が。
このビルの2～3階にはなんと、東京ブラジル領事館があるのです。
そんな南米にゆかりのある建物に、キョウダイマーケットがあります。
ほんとにココ？ギャップに驚くオフィスビル
キョウダイマーケットが入っているのは、ごく普通のオフィスビル。
企業や学習塾、法律事務所も入居しています。
一見、食品や雑貨のお店が入っているとは思えないような堅いたたずまいです。
初めて行くと「ほんとにココ？」と不思議に思うかもしれませんが、案内パネルには確かに、6階にキョウダイマーケットが表示されています。
エレベーターホールに行くと、キョウダイマーケットの外国語の広告が出ているので、本当にココなんだと安心できると思います。
エレベーターで6階に上がってみましょう。
6階はペルーの雰囲気広がる別世界
6階で降りると、左手にはペルー共和国総領事館があります。
ペルーに入国したい人がビザの申請に来たりするところです。
入口にはペルーの国旗が掲げられていて雰囲気抜群です。
右手にはお待ちかねのキョウダイマーケットです。
いろいろな掲示が貼られていて、とてもにぎやかなエントランス。
Bienvenido、スペイン語で「いらっしゃいませ」の看板が出迎えてくれます。
キュートな南米の雑貨が並ぶエントランス
入口からすぐのコーナーには、色とりどりの南米の雑貨が並んでいます。
メキシコトウガラシやコーンのマスコットがとってもキュート。
ここにしか売っていないような日用雑貨も。
例えばこれは、トルティーヤウォーマー（コットンスリーブ）。
タコスを作るまでトルティーヤの生地を保護するために作られたものです。
プリント模様のデザインもメキシコファブリックの魅力たっぷりで、思わず手に取りたくなります。
こちらはメキシコのプロレス、ルチャ・リブレの選手をモチーフにしたマスコット人形です。
現地では道端の露店などで売られている、子どもたちにお馴染みのマスコット。
メキシコのお土産としても定番の品ですが、身近な場所で買えるのはとても楽しいです。
現地の料理を自分で作れる食材コーナー
南米料理には欠かせないのが、とうもろこし粉（コーンフラワー）。
メキシコのタコスやトルティーヤをはじめ、ペルーの主食の一つである、ちまき風の「タマル」の材料にもなります。
キョウダイマーケットでは、黄色とうもろこし粉と白とうもろこし粉が売られていました。
ベネズエラやコロンビアでよく食べられている「アレパ」の粉も売られていました。
アレパは伝統的な薄焼きのパンで、好きな具材を入れて手で食べるのが特徴です。
メキシコ料理には欠かせないレッドホットチリペッパーやオレンジのチリペッパー。
棚一列分がチリペッパー売り場。種類がこんなに豊富なのかと驚かされました。
こちらはハム、ソーセージのコーナー。
ピリ辛チョリソーをタコスにはさんで食べたくなります。
こちらはアルゼンチンの家庭料理、エンパナーダというミートパイ。
薄いパン生地でスパイシーな具材を包んだ料理で、餃子のような見た目もユニークです。
南米のお茶事情がまるわかり
お茶売り場でまず目を引くのがハーブティーの数々。
肉料理中心の南米人が健康でいられるのは、ヘルシーなハーブティーのおかげだとか。
飲むサラダと言われるマテ茶もハーブティーの一種です。
売り場にはぺルーで昔から親しまれているアスマチルカというハーブティーや、 のどや鼻にやさしい緑のハーブティー（グリパル）など、南米ならではのお茶が並んでいました。
さらに、消化茶（食後茶）や不眠の解消にも効果があるとして人気のカモミールティーなどもありました。
マテ茶を飲む際に利用するカップはグアンパと呼ばれています。
専用ストローの「ボンビージャ」もあわせて売られていました。
本格的にマテ茶を飲みたい人には必見の売り場です。
インカコーラまで！ドリンクやお菓子も豊富
コールドショーケースにあったのは、なんと「インカコーラ」。
かつて黄金文明が栄えたペルーでは、この黄金コーラが定番です。
現地ではコカ・コーラをしのぐ人気だというインカコーラも、ここで買うことができます。
こちらはブラジル人気NO.1コーヒー「カフェピロン」。
コーヒー輸出量世界1位のブラジルでトップシェアを誇るのが、このカフェピロンです。
ペルー産のホットチョコレート用ブロックチョコレート「ソルデクスコ」もありました。
南米のクリスマスケーキ「パネトン」との相性が良いそうで、並べて売られていました。
サプリのコーナーには、南米原産の輸入サプリが並んでいました。
ペルーの高地が原産の「マカ」や、スーパーフードの「アグアヘ」、ジャガイモを原料に作られた「トコシュ」など。
店員さんからのお勧めコメントが日本人向けに書かれていました。
お菓子コーナーも充実しています。
スナック菓子売り場にはスパイシーなお菓子もあって、一度はチャレンジしたくなります。
冬の飲み物ホットチョコレートを堪能
今回買って帰ったのは、パネトン、マテ茶、ホットチョコレートです。
南米では冬にホットチョコレートを飲むのが定番と教えてもらったので、さっそく飲んでみることに。
中身はブロックチョコレート。
牛乳に割り入れて溶かすだけで、本場のホットチョコレートのできあがり。
シナモンやクローブが入っているので、日本の甘いココアとはひと味もふた味も違います。
予想よりもあっさりしていて、繰り返し飲みたくなる味でした。
ブラジル・ペルーなどの食材が身近になる
キョウダイマーケットは、ブラジルとペルーの総領事館が入っているビルの中ということもあって、ブラジル、ペルーをはじめとする南米の食材の多くが手に入るショップです。
マテ茶用のカップやメキシコの雑貨などの品揃えも豊富で、自分用にもお土産としてもまとめ買いしたくなります。
五反田駅正面のビルにあるお店なので、お仕事やお出かけついでに立ち寄って、気に入ったらリピートしたくなること間違いなしです。
キョウダイマーケット
住所：東京都品川区東五反田1-13-12 いちご五反田ビル6F
アクセス：JR「五反田駅」東口より徒歩約1分、東急池上線「五反田駅」より徒歩約2分、都営浅草線「五反田駅」A5出口直結
電話：03-3280-1035
営業時間：月曜～金曜 9:10～19:00 土・日・祝 10:00～18:00
定休日：年中無休（年末年始除く）
駐車場：なし
