毎日の食卓に、当たり前のようにある味噌。でも私が選ぶのは、いつだって特売のお値打ち品です。料理に強いこだわりがあるわけでもありません。
だからこそ、ずっと気になっていたお店にも、なかなか足が向きませんでした。
「本格的な味噌屋さんなんて、私みたいな人が入っていいのかな?」と恐る恐るガラス越しに並ぶ味噌の樽を横目に、いつも通り過ぎるだけの日々でした。
でも、思い切ってとびらをあけてみて、考えが変わりました!
むしろ私みたいな人こそ、行ってみてほしいと心から思えるお店だったのです!今日は、大森で見つけた味噌専門店「坂本商店」を紹介します。
気になっていた味噌専門店へ!

訪れたのは味噌専門店坂本商店大森営業所。本店は東五反田にあり、大正11年創業の老舗です。都内には大森をはじめ、中野や太子堂にも姉妹店があります。
引き戸をガラガラと開けると、ひんやりとした店内。そこへ、糀(こうじ)のあまい香りがふわりとただよいます。

店内を見わたすと、大きな味噌樽がずらり。北海道から九州まで、たくさんの味噌が並びます。色の濃いもの、雪のように白いもの。目移りして、なかなか決められません。

「ぜひフタを開けて嗅いでみてください!」とすすめていただき、そっとフタを開けてみます。その瞬間、味噌のふくよかな香りが一気に強くなります。大豆のこうばしい香りや、甘酒を思わせるまろやかな香り。味噌によって香りの表情はさまざまです。
長年のベストセラー「ビタ糀」の由来

店員さんのおすすめは、人気No.1のビタ糀(ビタこうじ)という信州味噌。甘口タイプの米糀みそです。
「ビタって何だろう?」と、思わず首をかしげてしまいました。
聞けば、名前の由来は第二次大戦のころにさかのぼります。栄養を満足にとれなかった時代、大豆に多く含まれるビタミンに着目し、ビタミン入り糀味噌として売られていたそうです。
昔から愛されてきた味を、いまも口にできるなんてうれしいですね。お値段は1kgあたり700円ほど。毎日の一杯に、気軽に取り入れられそうです。
おためし100円みそで気軽に試せる

ずらりと並ぶ味噌を前に、「いろんな味を試したい」という気持ちがわいてきました。そんな私にぴったりだったのがおためし100円みそ。味噌汁4〜5杯分が、100円から200円で買えるお手軽サイズです。その数なんと18種類。これなら、あれこれ食べ比べできます。

さんざん迷った末、人気No.1のビタ糀、贅沢ラインの高山糀、もろきゅーセットを購入しました。
人気のもろきゅーセットで味比べ

家に帰って、さっそく味比べのはじまりです。人気のもろきゅーセットを試してみました。
よく冷やした野菜に、味噌をたっぷりのせていただきます。

ひとつめは、徳島県のもろみみそ。糀のお酒っぽい香りが、ぐっと鼻に抜けます。ひと口でわかる、力強いインパクト。粒々とした食感も楽しい一品です。
ふたつめはぜいたくみそ。新潟産の、もち米こうじを使っています。口当たりは、とろりとなめらか。熟成された香りが高く、余韻がながく残ります。
最後が人気No.1のビタ糀です。やさしい甘さが、ふわっと広がる白みそです。くせがなく、まろやか。さっぱりしていて、いくらでも食べられそうです。
夏の暑い時期のおつまみにピッタリ。もろみみそは冷や奴にも合いそうです。
専門店で購入した味噌で、味噌汁をつくってみた!

味比べのあとは、いよいよ味噌汁づくり。人気No.1のビタ糀で作ってみます。
ぐつぐつ煮えただし汁に、そっと味噌を溶かします。するとキッチンが甘い香りに満ちました。
ひと口すすると、あまりのおいしさにびっくり!どこか懐かしい、やさしい味。甘めとはいえ、すっきりとしていて、ちょうどいい味です。
いつもの豆腐や小松菜まで、いつもよりおいしく感じられました。
お気に入りの一杯を見つけて

ずっと気になっていた坂本商店。実際に食べてみて、その人気の理由がよくわかりました。
味噌選びに迷ったら、店員さんが相談に乗ってくれます。私がうかがったときも、次々とお客さんが訪れ、店員さんと相談しながら味噌を選んでいました。
量り売りの味噌は、500gから購入ができます。産地も味わいもちがう味噌を、いろいろ試せるのもうれしいところ。
大森に訪れた際はぜひのぞいてみてください。あなただけのお気に入りの一杯が、きっと見つかります。
坂本商店 大森営業所
住所:東京都大田区大森北3-4-2
アクセス:JR京浜東北線「大森駅」から徒歩約9分
京急本線「大森海岸駅」から徒歩約7分
京急本線「平和島駅」から徒歩12分
TEL:03-3761-4914
営業時間:月~金曜日9:00-18:00
土曜日9:00-17:00
定休日:水・日・祝日
駐車場:なし


















