都内に遊びに来た家族や友達を観光や日帰りのお出かけに連れて行くとなると、バスツアーや観光タクシーが思い浮かぶでしょうか?
実は、品川なら船での観光もできるんです!
今回は、品川区内で船の旅に出発できる「天王洲ヤマツピア」をご紹介します!
空港からの移動に便利な、東京モノレール「天王洲アイル」駅から歩いて5分
天王洲ヤマツピアは、東京モノレール「天王洲アイル駅」から徒歩約5分のところにあります。
羽田空港からモノレール1本で行けるので、観光時の移動がとてもスムーズ。
JR「品川駅」からは、港南口から出て徒歩約20分、タクシー約5分の距離です。
新幹線で来る人にも案内しやすいロケーションです。
羽田空港第3ターミナル駅から天王洲アイル駅までは、モノレールで約15分という短時間で着くことができます。
羽田空港と浜松町駅を結ぶ東京モノレールの車窓からは、都内の観光名所を次々と巡ることができます。
例えば、レインボーブリッジの写真も、このように撮ることができます!
船旅とあわせて、空からの絶景も存分に楽しんでください。
東京モノレールの天王洲アイル駅から天王洲ヤマツピアに行く際は、南口から出発しましょう。
さらに、天王洲アイル駅には「りんかい線」も乗り入れています。
新木場と大崎を結ぶ鉄道で、お台場方面から乗り換えなしで天王洲アイルまで行けるので、こちらも観光ルートにお勧めです。
りんかい線は、JR埼京線と相互直通運転を行っているので、渋谷、新宿、池袋からの移動にも便利です。
りんかい線で来た場合は「B出口」に出るようにしてください。
船旅の前のベイエリア散策もお楽しみ
天王洲アイル駅付近は、東京湾に面したベイエリア。
おしゃれなレストランやカフェ、劇場などが並んでおり、船旅の前にひと息つくのにも、行き先がたくさんあります。
東京湾を眺めながら、ランチやティータイムはいかがでしょうか?
天王洲ヤマツピアに向かう道は、街全体が景観に溶け込むデザインになっています。
「アートの島」をコンセプトに品川区と地元企業が協力。
ストリートアートがあちこちに描かれており、街路樹ひとつ取ってもおしゃれに装飾されています。
現代アートのコレクターズミュージアムである「WHAT MUSEUM」も近くにあり、アートな雰囲気を存分に楽しめます。
ここは記念撮影スポットとしても人気の場所です。
天王洲アイル駅と天王洲ヤマツピアをつなぐのが、新東海橋。
この橋を渡ると、いよいよ天王洲ヤマツピアが見えてきます。
年中、さまざまな乗合クルーズがラインナップ
新東海橋から天王洲ヤマツピアを眺めると、桟橋にはいつでもクルーズ船が止まっており、非日常の世界に入り込むことができます。
エントランスには、その時開催されている乗合クルーズの案内が掲示されています。
クルーズ船というと、貸し切りが必要というイメージがあるかもしれませんが、天王洲ヤマツピアからはさまざまな乗合クルーズが出ています。
乗合クルーズは株式会社ジール(ZEAL)が運航しています。事前予約するようにしましょう。
天王洲ヤマツピアの船着場周辺の様子
天王洲ヤマツピアの船着場の入口です。
乗船経路の掲示が出ているので、矢印の案内にしたがって進みましょう。
乗船場に隣接して、キャプテンズワーフ(Captain’s Wharf)というレストランがあります。
ここは、地中海料理レストラン。食事つきプランを予約した場合は、ここでアフターヌーンティーやディナーを楽しむことができます。
全国各地の食材を使った「旅するパスタ」が看板メニュー。
レストランだけの利用も可能なので、海を見ながら船旅気分でランチをしたいときにもお勧めです。
船着場周辺の夜景です。
目黒川イルミネーションクルーズは「冬のお花見」として親しまれているため、冬でも「お花見クルーズ」の旗が立っているのがユニークです。
乗合クルーズに乗船するまでの流れ
ここからは、私が乗合クルーズに乗船したときの風景をお見せしたいと思います。
ナイトクルーズの乗船受付が始まると、桟橋は明るくライトアップされます。
出発は、18:00と19:00の2回。受付を済ませた人が一斉に乗り込みます。
予約の際に案内がありますが、冬のナイトクルーズではしっかりと着込んで行かないとかなり寒いです。
タラップはひときわ明るくライトアップされていて感動的。
クルーの皆さんも元気に挨拶してくださって、いよいよ乗船するというワクワク感が高まります。
いよいよ目黒川イルミネーションクルーズに出発です!
乗合クルーズには、屋根のないオープン船が使われています。
見晴らしがよく、写真も存分に撮ることができました。
日本初の「再生エネルギーのイルミネーション」が見どころ
目黒川イルミネーションクルーズでは、さまざまな橋の下を通過する「橋くぐり」が特徴です。
それぞれの橋が色とりどりにライトアップされて個性的。
低い橋の下を通過することもあり、アトラクション感覚で楽しめます。
橋の真下がどうなっているか眺めることができて楽しかったです。
しばらくすると、「冬の桜」として地元で親しまれているピンク色のライトアップが川岸を照らします。
実は、目黒川イルミネーションは「100%エネルギーの地産地消」を実現した画期的なイベントです。
地域家庭や飲食店から使用済みの食用油を回収し、バイオディーゼル燃料にアップサイクルし、100%自家発電でイルミネーションを点灯する取り組みを日本で初めて実現したのです。
「節電要請中にイルミネーションを鑑賞していいのか?」と罪悪感を持つことなく、エコなイルミネーションを楽しむことができるので、安心してください。
両岸にイルミネーションが見えてくる中、クルーからホットドリンクのサービスがあるのも嬉しいところ。
ホットワインが名物ですが、お茶も選べます。
冷えてきた身体を温めましょう。
天王洲を出発し、五反田の街中に来ました。公園ではひときわ多くの「冬の桜」が見られます。
ここが折り返し地点です。
五反田の市街地では、高層ビルやマンションの明かりと、水辺に映るイルミネーションの光で、夜でもこんなに明るい景色が楽しめます。
名残惜しいですが、また「橋くぐり」をして東京湾まで戻ってきたら、クルーズの旅が終了です。
天王洲から五反田まで往復して、所要時間は約40分です。
春のお花見クルーズで絶景を楽しむ
3月から4月にかけては、目黒川は桜まつりのシーズン。
地元の人がとても楽しみにしている桜まつりを、船の上から楽しめるクルーズが人気です。
目黒川沿岸は、約4kmにわたり川の両岸に桜並木が広がる人気スポットです。
約800本のソメイヨシノを中心とする桜並木が続きます。
五反田の高層ビル街も、冬の桜と春の桜では、全く違った風景を楽しむことができます。
お花見客の人込みを横目に、静かに景色を味わいたい人にはお花見クルーズが人気です。
お花見クルーズでも屋根のないオープン船が使われています。
頭上にこぼれるかのようにせり出した桜の枝は、クルーズでしか楽しめない迫力満点です!
季節に応じた船旅に出発できるスポット
天王洲ヤマツピアは、羽田空港からモノレール1本で往復できる天王洲アイル駅に近く、空の玄関口から海の旅へ出発できる人気の観光スポットです。
春には目黒川お花見クルーズ、冬には目黒川イルミネーションクルーズと、季節に応じた人気のクルーズが出航。羽田空港沖でジェット機を眺めるツアーなど、通年でさまざまなプランが用意されています。
乗合クルーズは株式会社ジール(ZEAL)が運航しています。プランをチェックし、予約の上乗船してください。
天王洲ヤマツピア
住所:東京都品川区東品川1-39-21
アクセス:東京モノレール、りんかい線「天王洲アイル駅」より徒歩約5分、京浜急行「新馬場駅」より徒歩約8分、JR「品川駅」より徒歩約20分、タクシー約5分
電話: 03-3454-0432
営業時間:お電話でのお問い合せは月曜日~日曜日/午前10時~午後7時まで
定休日:1/1~1/3
駐車場:なし