天王洲の街は運河がある場所として知られており、都心であることを忘れさせるほど「水辺」を感じられる観光、お出かけのスポットです。
そんな水辺のレジャーを楽しめる場が、天王洲アイル駅そばの「アイルしながわ」。

2022年にオープンし、もうすぐ3周年を迎えるアイルしながわを紹介したいと思います!
りんかい線とモノレール、2駅使えてアクセス良好

アイルしながわは、東京モノレール「天王洲アイル駅」の南口に隣接しており徒歩約1分、りんかい線「天王洲アイル駅」から徒歩約3分のところにあります。

アイルしながわは、東京オリンピック・パラリンピック2020大会のレガシーとして、スポーツやアーティスト活動がおこなわれる多目的な施設としてオープンしました。
元は東品川清掃作業所があった場所で、以前からリサイクルのイベントなどで親しまれていましたが、レジャー目的を意識したカラフルな外観に生まれ変わっています。
船着場に隣接。交通手段には、なんと船も!

そして、アイルしながわの大きな特徴が、交通手段の一つに「船」があること!
アイルしながわに隣接して、「東品川二丁目船着場(防災桟橋)」という船着場があります。
クルーズののぼりが立っているので、私も、チャンスがあれば乗りたいと前から気になっていたんです。

品川区が企画する「船旅通勤」の発着場が東品川二丁目船着場。通勤や日常の移動手段として船が利用できるようにするものです。
運航ルートは、五反田にある「五反田リバーステーション」から東品川二丁目船着場まで。毎週月曜日から金曜日の夕方に運航しています。
約40分の「船旅通勤」クルーズを堪能

船旅通勤の運航時間は、片道約35分から40分です。
運賃は片道900円、小学生は500円。お花見クルーズや屋形船も通る運航ルートをお得に楽しめるのでオススメです!
船はお花見のときによく見る、屋根のない遊覧船で、涼しい風に直接当たることができます。
ガイドさんが同乗しており、クルーズ中さまざまな名所案内をしてくれました。

天王洲運河に入ると視界が大きく広がります。
カラフルな建物やオブジェを水の上から眺めると、いつもとは違った風情がありました。

ビルにほどこされた壁面アートも、船の上からだとさえぎるものがなく全体が見えて、インパクト抜群でした。
アイルしながわのキッチンカーイベント

アイルしながわのイベントの中で人気のあるものと言えば、イチ押しはキッチンカー。
天王洲アイルエリアで毎年開催される大規模イベント「天王洲キャナルフェス」では、アイルしながわの外周エリアがSTREET FOOD FESTIVALの会場になります。

出店される料理のジャンルはさまざま。ドリンクや冷たいデザートまでそろっています。

会場には、買ったフードを食べるテーブルスペースも十分にあり、落ち着いて食事ができるのも魅力です。
今回私が食べたのは、ISLAND KITCHENのローストビーフ丼。手作りソースが自慢の一品です。
お肉が柔らかく、オリジナルの甘辛ソースとの相性抜群。ライスもたっぷり入っていて食べ応えがありました。
あちこちのお店で行列になることも多い、ローストビーフ丼。イベントで出会えてラッキーでした。
ISLAND KITCHENは五反田などでランチの販売をしているそう。
アイルしながわには、品川エリア近辺で移動販売をおこなっているキッチンカーが集結するので、また見つけたら食べたいメニューを探して歩くのが楽しいです!
アイルしながわのイベント風景

アイルしながわの建物内の壁やシャッターには、「アートの島=天王洲アイル」というコンセプトを印象付けるためにアート作品が設置されています。
「天王洲キャナルフェス」の「HOME MADE」などの即売会では、ハンドメイド品、クラフト品、手工芸品、ヴィンテージ品などが販売されます。
フラワーアレンジメントや、その場でプリントしてもらえるTシャツの販売などもあってにぎやか。建物のアートな雰囲気とおしゃれな商品がよく調和していると思いました。
アイルしながわではステージパフォーマンスも楽しめる

多目的施設なので、ステージに生まれ変わるところもアイルしながわの魅力。
この写真は2022年のオープン当時に開催された、「雅楽~時と文化の枠組みを超えて~」というイベント風景です。
雅楽は、およそ1300年前に伝わったとされる日本の古典芸能。イベントでは雅楽の曲目の1つである「打球楽」が披露されました。現在のゴルフやポロの起源となったとされる中国の「打毬(だきゅう)」という遊びの型が雅楽の曲として残ったものだそうです。
楽器の演奏に合わせて舞が披露されて、とても幻想的なパフォーマンスでした。
ファミリー向けイベントが盛んな、アイルしながわ

毎年、天王洲アイル一帯で開催される「天王洲キャナルフェス」などのイベントの会場として、アイルしながわは人気のスポットになっています。

私が見学したときは、ちょうどキッズダンスコンテストが開催されていました。
出場する子どもたちと、応援する保護者たちで会場は熱気にあふれていました。
会場の外では縁日遊びの体験コーナーもあり、親子連れでにぎわっていました!
「水辺のまち」品川の魅力を感じられる独特のスポット

アイルしながわは、天王洲アイル駅と船着場にも隣接する、「アートと水辺のまち」を象徴するような施設です。
天王洲アイル一帯でイベントが開催されるときは、会場として欠かせないスポットに。特に、キッチンカーが多く集結することで人気で、アイルしながわに行けばイベントグルメを堪能できるという期待大です。
イベントのときは、ぜひお腹をすかせてアイルしながわに行ってみてください。
アイルしながわ
住所:東京都品川区東品川2丁目3-2
アクセス:東京モノレール「天王洲アイル駅」から徒歩約1分
りんかい線「天王洲アイル駅」から徒歩約3分
TEL:03-6433-2130 (アイルしながわ事務所)
営業時間:平日:13:00-21:00、土日祝:9:00-21:00
定休日:毎月第3火曜日、年末年始(12月29日~翌年1月3日)、品川区が定める日時
駐車場:なし