福山雅治さんの楽曲で有名な「桜坂」。
桜を見ると自然と歌えてしまうほど、わたしたちの心の中に溶け込んでいる名曲ですよね。
「桜坂」が大田区にあると分かったときは、なんだか誇らしい気持ちでした。
今回は、桜の季節にぜひ行きたい、大田区の観光スポット「桜坂」をご紹介します!
「桜坂」は東急多摩川線・沼部駅から徒歩5分
桜が満開になる頃、毎年必ずといっていいほど雨が降りますよね。
今年も桜が咲いたので、週末にお花見に行こう!と意気込んでいたところ、やっぱり雨…。
週明けにようやく晴れ間がのぞいたので、桜は散ってないかな?と心配しながら向かいました。
東急多摩川線・沼部駅から5分ほど歩くと、その名も「さくら坂」の交差点。
その先に、桜のピンク色が見えてきました!
満開!
まさに桜のトンネルですね〜!
約30本のソメイヨシノが咲き誇り、美しいピンク色の花びらが風に舞う様子はとても幻想的です。
「桜坂」のなりたち
「桜坂」は旧中原街道の切通しに位置しています。かつては「沼部の大坂」と呼ばれ、荷車などの通行が困難な急勾配の坂道でした。
沼部の村落は、荷車や旅商人の往来でにぎわい、腰掛け茶屋などもあったといわれています。
満開の桜の下でお団子を食べる町の人々がいたのでしょうか。昔のにぎわっている情景を想像してみると、なんともいえない風情を感じました。
歴史ある坂が現在も残され、人々に愛されているのですね。
坂の上の看板。
上から見ても、下から見ても、桜のトンネルが美しい!
「桜橋」の見どころのひとつ、坂の真ん中にある、真っ赤な欄干が特徴的な歩道橋「桜橋」。
桜のトンネルに彩りを添えています。
友だち同士、カップル、ベビーカーの赤ちゃんとママなど、たくさんの方が記念写真を撮っていましたよ。
みなさんで場所を譲り合っている姿が印象的でした!
「桜橋」から見た景色。
「桜橋」のふもとから。
どこから撮っても見事な桜でウットリ。坂の上から下まで、桜を眺めながら何往復もしてしまいました!
桜をテーマにした歌は昔から名曲が多いですよね。詩や小説もたくさんあります。
同じ桜でも、場所や風景、見る人の心情によって感じ方は無限大。曲や詩を書きたくなるのも分かる気がします。
夜桜もきっとキレイで幻想的でしょうね。見てみたいな〜。
近隣に住んでいる方は、毎年こんなに見事な桜を見ることができて羨ましいです!
桜の季節には多くの人々でにぎわうため、混雑が予想されます。混雑を避けるためには、平日や早朝・夕方など、時間帯をずらして訪れるのがオススメです。
※駐車場はありませんので、お越しの際は公共機関をご利用ください。
近くのお散歩コースを歩いてみた
歩いて行けるお散歩コースがあるので、行ってみましょう。
「桜坂」から300m、約5分ほど下ると「六郷用水の跡」の散策路があります。
江戸時代に整備された用水路「六郷用水」の一部を辿れるコースです。
全長10キロほどのコースには、鯉が泳ぐところもありました。
パパとお散歩中の小さな子ども。鯉を見て「おさかな!」と指さして喜んでいました。
とってもほほえましかったです!
六郷用水の跡は、日常の喧騒から離れ、自然や歴史を感じることができる貴重なスポットです。散策しながら、大自然とふれあい、心も体もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
六郷用水の跡から5分ほど歩くと、景色がパッと開けて多摩川河川敷が見えてきました!
神奈川県川崎市・東京都大田区を結ぶ丸子橋がかかっています。
後方にある隣の鉄橋には、湘南新宿ラインと東海道新幹線が通っています。
迫力満点で、子どもたちが大喜びで手を振っていましたよ。
ランニングやお散歩に来ている方々もたくさんいました。
都心にもこれほど身近に自然を楽しめるスポットがあるのですね。
今回は、田園調布本町の観光名所「桜坂」をご紹介しました。
桜の季節が終わっても、新緑を楽しめますよ。
ぜひお散歩に出かけてみてはいかがでしょうか。
桜坂
住所:東京都大田区田園調布本町18番・19番と同42番・43番の間
アクセス:東急多摩川線「沼部駅」蒲田方面出口から徒歩5分