田園調布「保護犬&保護猫のためのチャリティーバザー」で動物愛護を学ぶ

近所でおもしろそうなイベントはないかな〜?と検索していたところ…
私が猫好きだからなのか?SNSでこのイベントを見つけました!

今回で5回目となる、「保護犬&保護猫のためのチャリティーバザー」。
小規模のバザーですが、天気にも恵まれ、たくさんのお客さんが訪れていました。
今回はバザーの様子と、主催者のチャリ♡ボラさんの活動も紹介したいと思います。

※保護犬&保護猫とは、飼い主がいない、住む場所がない、劣悪な環境で生活しているなど…さまざまな理由から、自治体や民間の動物保護施設、ボランティア団体などに保護された犬猫たちです。

不定期開催!保護犬&保護猫のためのバザーの様子をお届け

2024年4月20日、田園調布にあるルーテル幼稚園の園庭を会場に、寄付品によるチャリティーバザーがおこなわれました。

販売されていたものは犬猫用品、日用品、衣類、子ども用品、CDや書籍のほか、手作りコーナーもありました。開場時は、早くから集まった方が入口に並んでいたそうです。

午後には少し落ち着いてきたとのことでしたが、それでも次から次へとお客さんが商品を見にきていました。犬を連れたお客さんもいます。

犬猫好きからの寄付品も多く、犬猫用品のコーナーが充実していました。餌やペットシート、犬用の服やおもちゃ、ケージなどもありました。

私はペットを飼っていないのですが、友達の家に元気なプードル姉妹がいるので、犬のおもちゃを買ってみました。今度持っていったら遊んでくれるといいなぁ。

手作りコーナーには、主催者であるチャリ♡ボラの山内さんの思いがこもったTシャツも販売されていました。以前、山内さん宅で受け入れた保護犬が、特殊な病気(バベシア症)で亡くなりました。それを機に、病気のことを多くの人に知ってもらい、検査費用の援助をしたい、という思いで作られた応援Tシャツです。

保護猫&保護犬の譲渡会はどんな感じ?

これまではチャリティーバザーだけの開催でしたが、犬猫にも会いたいとリクエストがあったそうで、今回は保護犬猫の譲渡会も同時に行われていました。

会場には猫が8匹、犬が2匹いました。

猫たちはケージの中に入っています。どの子も大人しく過ごしていました。
犬はケージから出て、室内を自由に歩いていました。人懐っこくて、みんなにかわいがられていました。

ここにいる犬猫は、普段は「預かりさん」と呼ばれるボランティアの家で暮らしています。

東京から遠く離れたさまざまな場所で保護された猫もいれば、大田区内で見つかった猫もいるそうです。

野良猫はたまに見かけますが、犬はどこから?とお聞きしたところ、ブリーダーの飼育崩壊から保護されたとのことでした。不衛生で、食事も満足にできない環境で、繁殖のためだけに飼われていたところを保護されたそうです。

こんなにかわいい姿からは想像もつかない悲しい過去があるんですね。

チャリ♡ボラさんを通じて里親さんに出会えた、先輩犬も来ていました。ふわふわです。保護犬でもこんなに健康でキレイになるんですよ。と教えてもらいました。

訪れていたのはご夫婦や子連れの家族が多く、すでに犬猫と暮らしている方もいれば、そうでない方もいらっしゃるようでした。保護犬猫にまつわるエピソードを聞きながら犬猫との交流を楽しんでいました。

「犬猫がみんな幸せに!」チャリ♡ボラさんの活動とは

「犬猫がみんな幸せに!」という思いのもと、チャリ♡ボラさんでは、保護犬猫の預かり、地域猫活動、犬とのストレスのない生活サポートなど、さまざまな活動をされています。地域密着型で、自治会、地域の方々を中心に、行政(保健所)、病院とも連携しています。

※「地域猫活動」というのは、地域住民の理解のもと、地域で定めたルール(エサやり、フン尿の始末、避妊去勢手術など)で、飼い主のいない猫を管理し、増やさないための活動です。

バザーの収益や寄付は日々の活動に使われており、地域猫活動にかかる餌、預かり犬猫の餌、猫砂、病院などへの搬送時の駐車場代、医療費などにあてられます。

その他の活動としては、ドッグトレーナーさんと一緒にパックウォークイベントを開催しています。楽しい生活を想像して犬を迎えたのに、散歩の時に吠えてしまったり、おびえてうまく歩けない…ということが、元野犬の保護犬にはあるそうです。犬との接し方を学び、犬と飼い主の生活が、お互いにストレスなく楽しいものであって欲しいとの願いから始まりました。

今回のバザー会場が幼稚園だったこともあり、今後は子どもたちが犬猫と触れ合う機会も企画中とのことです。

不定期開催で、開催場所も固定ではないため、今後のイベントが気になる方はチャリ♡ボラさんのインスタ(@chari_volu)もチェックしてみてください。

深刻な内容もありますが、このような活動に自治会や区のサポートがあるということは、人も住みやすい環境であるということがわかります。

チャリ♡ボラさんのお話を聞いて改めて、大田区のホームページを見てみると「動物愛護」の項目があり、犬猫の飼い方、地域猫活動の支援、ペットのための災害対策などのトピックがありました。

大田区ってペットフレンドリーですね。

今回のイベントで、私自身も初めて知ることが多かったのですが、みなさんにとっても新たな発見があれば嬉しいです。

保護犬&保護猫のためのチャリティーバザー
住所:東京都大田区田園調布2-37-5
田園調布ルーテル幼稚園 園庭
アクセス:東急東横線、目黒線「田園調布駅」より徒歩約7分
開催期間:2024年4月20日(土)
開催時間:10:00-15:00

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。