多摩川駅からすぐ!! 富士山も見える歴史を感じる公園「多摩川台公園」

多摩川沿いには魅力的なスポットがたくさんあります。
東急多摩川線、「多摩川駅」にある大田区立多摩川台公園もそのうちの一つで、多摩川沿いに全長約750mほどもある大きな公園です。

アクセスも良好で、多摩川駅の西口を出るとすぐに、公園に続く登り口があります。

公園の中ではさまざまな動植物や、田園調布エリアの歴史に触れることができます。
高台にあるので、お天気が良ければ公園から富士山が見えることもあります!!

富士山と多摩川の水面を眺めながらのピクニックはとても気持ちがいいですよ。

今回はそんな、歴史と自然を感じられる多摩川台公園の見どころを紹介します。

古墳が点在する公園 多摩川台公園

まず、多摩川台公園を紹介するにあたって絶対に外せないのが、公園内に点在する古墳の存在です。

なんと4世紀〜7世紀ごろに建てられた古墳が10基ほどあるのです。

園内はアップダウンのある作りになっており、各所にこんもり盛り上がっている箇所があるのですが、そのポイントが現在までに発見されている古墳なんだそうです。

とくに多摩川流域最大級の「亀甲山古墳」と、多摩川流域最古級の宝萊山古墳が有名です。

古墳について、学生の頃、社会科の授業でも習いましたが、実物がこんな身近なところにあるとは驚きです。

見学無料 公園内に併設された古墳展示室

園内には古墳展示室もあります。出土した埴輪や土器、装飾品などのレプリカが展示されており、田園調布エリアの歴史を学ぶことができます。

元々、多摩川台公園を含む田園調布エリアには、この周辺を治めた首長をはじめ、この地域の有力者のものと考えられる古墳や横穴墓が点在しており、多摩川台公園にある古墳もその一部のようです。

古墳展示室内には古墳のジオラマが設置されています。

ジオラマの中には出土品のレプリカや、当時の人々の暮らしぶり、時代ごとの古墳の特徴などが詳しく紹介された資料が展示されています。

田園調布エリアのルーツについて学べる貴重な場所です。
展示室のサイズはコンパクトですが、展示されている資料が豊富で、大人でも見応え充分です。

さまざまな野鳥や植物に出会うことができます!!

園内では古墳だけではなく、さまざまな野鳥や植物を観察することもできます。

園内にある「水生植物園」は元々調布浄水場の跡地を整備して作られたもので、四季折々の湿性植物を楽しむことができます。

夏場にはザリガニやエビ、虫取りなどを楽しむこともできるそう。

撮影に訪れた日は2月だった為、植物は生い茂ってない状態だったのですが、水辺でくつろぐ方々の姿もありました。
また、梅雨の時期には「あじさい園」のあじさいを目当てに訪れる人も多いそうです。

「バタフライガーデン」でもピクニックを楽しむファミリーの姿が。この日は梅の花がきれいに咲いていました。

植物やお花以外に、さまざまな野鳥も観察できます。
カメラ片手にバード・ウォッチングする方の姿もありました。
都心にありながら、自然豊かな公園で、野鳥にとっても憩いの場になっているようです。

この日も園内を散策していると、木を叩くような音がどこからともなく聞こえてきました。耳を澄ませて、音のする方にカメラを向けてみると、木の幹をつつく鳥の姿が!!
キツツキの仲間のコゲラのようです。

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珍しい野鳥を観察することもできて、ちょっとラッキーな気分になりました。

多摩川の歴史に触れることができる公園

園内の広場は第一広場と第二広場があり、ゆったりとしたスペースでくつろぐことができます。それぞれの広場の付近には子どもたちが遊べる遊具もたくさんあるので、子ども連れにもオススメです。

園内の高台から多摩川の上を行き交う東急線の車両を眺めるのも個人的にはオススメです。
自然や歴史に触れながら一日中過ごせる見どころ満載の公園です。

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今回は田園調布の自然と歴史を感じられる公園、多摩川台公園をご紹介しました。
多摩川駅に降り立った際には、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

大田区立多摩川台公園
住所:東京都大田区田園調布1丁目63-1
アクセス: 東急東横線 多摩川駅 徒歩3分
TEL:03-3721-1951
開園時間:24時間(一部のエリアは、夜間及び年末年始閉鎖しています。)
※閉鎖時間は季節により異なります。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。