平和島駅から徒歩4分。ミハラ通り北商店街にある「Riceman(ライスマン)」。
「Riceman」という店名そのままに、お米好きな店主が営むおにぎりとお惣菜が人気のお店です。
午前中にほぼ売り切れてしまうおにぎりは、お米のうま味がギュッと詰まった逸品です。おいしいおにぎりとお店の魅力をご紹介いたします!
旧東海道!平和島のミハラ通り北商店街

東海道は江戸時代初期に幕府が整備した街道。全長約490㎞にも及ぶ通りには53の宿場があり、「東海道五十三次」として知られています。
ミハラ通りは、品川宿と川崎宿の中間の宿としてにぎわっていました。ミハラとは旧大森村の字名の南原・中原・北原の三原のことで、後に美原になったそうです。
大正7年に旧東海道が拡張され第一京浜国道が作られましたが、ミハラ通りはすでに商店街だったので商店街を避けて国道が作られたのだとか。
通りには歴史を感じさせる和菓子店や海苔店もあり、ちょっと散歩しただけで弥二さん喜多さん気分が味わえます。
そんな江戸時代のおもかげを残すミハラ通りにあるのが「Riceman」。ハイセンスな店名とおもむきのある店構えにテンションがあがります。
おにぎりは王道のラインナップ

お店の営業は午前中のモーニングと夕方のデリの2部制。今回は、人気で昼近くには売り切れてしまうおにぎりを狙って午前9時すぎに訪問しました。

Ricemanのおにぎりのラインナップは40種類以上!その中から日替わりで5種販売しているそうです。
本日のラインナップは王道5種といったところでしょうか。見た目の豪華さはありませんが、素朴なたたずまいが食欲をかきたてます。
「人気なのは明太子と鮭ですよー」ショーケースの前で考え込んでいると、女将さんがほがらかに教えてくれました。

注文したのは好きなおにぎり2種が選べるおにぎり弁当。悩んだ末におにぎりの具は鮭と旨塩にしました。
人気の明太子も捨てがたかったのですが、大好きな塩むすびの魅力にあらがえませんでした。
「ツウな人は塩むすびなんですよ!今は新米だからお米の甘みを楽しめますよ」と女将さんからうれしいお言葉。
訪問したのは10月初旬。ちょうど新米の季節なのをすっかり忘れていましたが、これはラッキーです。
冷めていてもおいしい!口の中でほどけるおにぎり

まずは鮭おにぎりからいただきます。
おにぎりのてっぺんに鮭がのっているので、一口目から鮭のあまじょっぱさを感じます。次にお米のうま味が口いっぱいに広がり、たまりません。
そして驚いたのがお米の食感。しっかりと握られていたはずなのに、口の中に入れるとふんわりとお米がほどけていくのを感じます。

塩むすびもいただきます。
シンプルだからこそ、よりお米のうま味と甘みを感じます。思わず、「日本に生まれてよかった!」と定番のひとりごとをつぶやいていました。
冷めていてもお米はうま味と水分をキープしているのが不思議です。これが匠の技か、と感心している間に食べ終わってしまいました。

さらにおにぎりのおいしさを引き立てていたのが、お弁当に入っている付け合わせです。
今日のメニューは煮物と唐揚げ、そしてしば漬け。濃いめの味付けの煮物がおにぎりとベストマッチです。
さすがお米好きの店主さんがやっているお店。お米との相性は計算され尽くしています。
ピクニックにも!芝生の上でたべたいおにぎり

「おかあさんの味を思い出してたべてね」おにぎりを買ったとき、そんなあたたかい言葉を女将さんがかけてくださいました。
子どもの頃のピクニックや運動会のお弁当を思い出して、なつかしい気持ちになりますね。
そういえば、お店の周辺には平和の森公園やふるさとの浜辺公園など大きな公園など、ピクニックにぴったりな公園がたくさんあります。
歴史のある商店街でおいしいおにぎりやお惣菜をテイクアウトし、公園の芝生の上で食べるのもいいですね。
女将さんのあたたかさとお米のおいしさが味わえるお店、ぜひ一度訪れてみてください!
Riceman
住所:東京都大田区大森本町2-7-20
アクセス:京浜急行本線「平和島」から徒歩約4分
TEL:なし
営業時間:8:00-13:00(売り切れ次第終了)、16:00-19:00
定休日:土日祝日、他不定休























