私は最近、コーヒーマシンを譲り受けました。
コーヒー豆を入れると、自動で豆を挽いてコーヒーを作ってくれるものです。
「これはこだわりの豆を買って試したい!」
「それを朝の楽しみにして、そのために早起きができたら最高だ!!」
そんな思いから、コーヒー専門店へコーヒー豆を買いに行くことに。
「前から気になっていた、あのお店に行ってみよう…。」
今回は、多摩川駅からすぐの場所にある、スペシャルティコーヒー専門店「アリオルコーヒー」を紹介します。
なんか気になる!スペシャルティコーヒー専門店「アリオルコーヒー」
多摩川駅は乗り換えでよく使うけれど、あまり降りたことはありませんでした。
お店を知ったきっかけは、駅のホームから見える看板です。
インスタ(@ariowlcoffee)をチェックしてみたところ、ワイングラスでコーヒーを提供しているようです。めずらしいし、おしゃれだな…と印象的でした。
アリオルコーヒーは、東急東横線、目黒線、多摩川線の多摩川駅から徒歩約30秒の場所にあります。
ワイングラスでコーヒーをいただく
店内には、高級な紅茶屋さんのように缶が並んでいます。
コーヒーを提供するための道具やグラスなども美しいです。
店主さんに、コーヒー豆を初めて買うこと、ワイングラスでコーヒーを飲んでみたいことを伝えました。
メニューを見せていただくと、15種類の豆が載っています。
コーヒー豆の産地、品種、煎り具合などが書かれており、値段もさまざま。
コーヒーの好みを聞かれましたが、これまで特に気にせずコーヒーを飲んでいたので、これといった好みがわからなくて困りました。
そこで、いくつかコーヒー豆の缶を並べていただき、ひとつずつ香りを確認させてもらうことに。
「これは花の香り、こちらは桃の香り…。」
コーヒーでこんな会話をしたことがなかったので、新鮮な体験でした!ワインのソムリエみたいですね。
そこから「コロンビア/オアシス ゲイシャ エクステンドウォッシュドー浅煎り」をワイングラスで飲んでみることにしました。全てのコーヒーをワイングラスで提供しているわけではないので、希望があれば相談してみてください。
コーヒーを淹れる工程は、コーヒー好きには当たり前の光景かもしれませんが、私にとっては実験を見ているみたいでした。
豆の量を計ります。
電動ミル(グラインダー)で、豆を挽きます。
挽きたての豆の香りを確認させてもらいました。
お湯を注いでいきます。
少しずつコーヒーが落ちてきます。
コーヒーが提供されました。
こんなふうにコーヒーを飲むのは、初めて!
ワイングラスの隣の陶器のカップにもコーヒーが入っていて、グラスとカップで飲み比べできます。
シルバーの容器には、おかわりのコーヒーが入っています。
グラスとカップの飲み比べは、うつわを変えることで、口に入ってくる感じが変わります。
香りを感じて、その後に味を感じる…。
味が先で、後から香りを感じる…。
うん、確かにちがいます!こんなにコーヒーに向き合ったことがなかったので、興味深い飲み方でした。
朝が楽しみになるコーヒー豆を選びたい
今日の2つ目の目的は、コーヒー豆の購入!
豆は50gから購入できます。
こちらもなかなか選びきれず、100gずつ2種類買ってみることにしました。
先ほどグラスで飲んだコーヒーがおいしかったので、コロンビアの浅煎りを購入。
ちがいがわかるように別の産地・焙煎具合で、インドネシアの深煎りを選んでみました。
お店オリジナルのパウチに豆を入れてもらい、焙煎日と銘柄を記入してくださいました。
こういうところも特別感があって、うれしくなります。早起きして、コーヒーを飲むのが楽しみです!
穏やかな街、コーヒー好きに愛されるお店
2023年3月にオープンした、アリオルコーヒー。
多摩川駅周辺には、公園がたくさんあります。「ここは穏やかな街」と語る、店主さん。
コーヒーの魅力についてお聞きすると、「手間を楽しむのが、人に愛される理由なのでは。」とのこと。
店主さんからは、なみなみならぬコーヒーへの熱意が伝わってきます。
「コーヒーは焙煎、抽出、飲み方で違いが出るし、ここでは空間も楽しんでもらうようにしています。一歩引いて、熱狂的すぎない自分で、お客様に喜んでもらうことが一番!そのために何ができるか?どういうふうにできるか?を考えています。」と語ってくださいました。
店名の「アリオル」は英語の「早起き(early bird)・夜更かし(night owl)」から作った造語で、早起きのフクロウ…というニュアンスです。お店のいたるところにいるフクロウさんは、店名に関係していたんですね!こんなところにもこだわりを感じました。
店内にはイートインスペースがあり、コーヒーと焼き菓子を楽しめます。お店の外のベンチは、ワンちゃんとのお散歩途中に立ち寄ることもできます。
専門的なことから、やさしい解説まで、本当にたくさんのお話を聞かせていただき、帰りの電車の中ではコーヒーのことで頭がいっぱいでした!
毎日飲んでいるのに、知らないことがたくさん。これを機にコーヒーの魅力にハマりそうです。
コーヒー好きは、ぜひ訪れてみてほしいお店です。
Ariowl Coffee(アリオル コーヒー)
住所:東京都大田区田園調布1-52-3
アクセス:東急東横線、目黒線、多摩川線「多摩川駅」より徒歩約30秒
営業時間:平日 11:00-19:00 休日 9:00-18:00
定休日:月曜日