今回ご紹介するのは、京急本線の雑色駅から徒歩2分のところにある「HLC」です。
HLCは、自家焙煎のコーヒーと自家製スイーツが自慢のカフェ。秘密基地のような、どこかアンニュイな雰囲気が地元民に人気の理由です。
雑色駅は京急蒲田駅と京急川崎駅の間にある京急本線の各駅停車駅の一つであり、大田区の端。すなわち、東京の端っこに位置しています。
京急蒲田駅から雑色駅まで徒歩約15〜20分との距離で、雑色にも駅前商店街があり、下町の風情が残る穏やかで住みやすい街です。
私はサウナと食事目的で、よく雑色に降り立ちます。「もっと早くに出会いたかった!」そんな気持ちにさせてくれたHLC。本当は教えたくない穴場カフェをご紹介します。
注文後に豆を煎る自家焙煎珈琲
メニューはシンプルで見やすいです。「メニューの詳細はインスタグラムをご確認ください。」というのは、ビジュアルを見てみたい方にとって親切でありがたいですね。
自家焙煎珈琲が自慢のお店なので、ハンドドリップコーヒーのLIGHT(浅煎り)アイスを注文しました。この日は夏休みまっただなかで猛暑。ハンドドリップコーヒーはホットだけだと思っていたので、アイスも用意できることを聞いてうれしかったです。
ちなみに、インスタグラムは主に自家製スイーツが掲載されており、どれも映えていてとてもおいしそうです。インスタグラムのキャプション欄にはスイーツの詳細だけでなく、おすすめのペアリングドリンクも紹介されているので、ぜひご覧ください。
注文してから数分後、パチパチと何かが弾けるような音と香ばしいコーヒーの香りが漂ってきました。キッチンでコーヒー豆を煎っている様子です。実はこれ、私にとってはじめての体験だったので、驚きと同時に焙煎したて・淹れたてのコーヒーをいただくことに期待がふくらみました。
まずはドリンクが運ばれてきました。左が私が注文した「ハンドリップLIGHTのアイスコーヒー」、右は友人が注文した「エスプレッソベースのMOCHAアイス」です。
店内の小物やタンブラー、グラスまで細部にこだわりを感じ、やはり映えますね。
ハンドドリップのコーヒー豆はエチオピア産のもので、浅煎り特有のフルーティーでスッキリとした風味が鼻から抜けていきます。注文後に聞こえた焙煎の音、香りに包まれながら運ばれてきた時の喜びと、口にした時の期待以上のうまみが印象的です。
素材と器にこだわった自家製スイーツ
ドリンクと一緒に注文したスイーツの「キャロットケーキ」と「桃のスープとブランマンジェ」がやってきました。
キャロットケーキは、小麦粉ではなく国産米粉とにんじんをまるまる2本使った、不動の人気を誇る焼き菓子です。
定番のにんじんやクルミだけでなく、粒の大きいレーズンやごろっと食感のパイナップルが使われ、4種のスパイスがバランス良く調合された個性的なケーキになっています。
トップのフロスティングは、北海道産の生クリームとクリームチーズを使って、たっぷり分厚くクリーミーです。キャロットケーキラバーは、絶対食べていただきたい一品です。
桃のスープとブランマンジェは、8月限定のスイーツです。ブランマンジェはフランスの冷菓の一種で、フランス語では「白い食べ物」を意味します。
季節の桃を食感を残しながら生クリームベースのスープに仕上げ、中央のブランマンジェといただく新感覚のデザートです。
桃のスープのスッキリな甘さとブランマンジェの滑らかさに、赤いピンクペッパーがいいアクセントになり、きりっと全体を引き立て口の中に余韻が残ります。
店主はこのスイーツをひらめいて、スイーツにあう食器を新調したのだとか。そんなこだわりエピソードを知ると、よりいっそう味わい深くいただくことができます。
本当は教えたくない穴場カフェでステキな午後を
今回は京急本線の雑色駅から徒歩2分のところにある「HLC」をご紹介しました。
東京の端っこにある秘密基地のような場所は「本当は教えたくない」「友人にこっそり教えたい」そんなカフェです。
お店のインスタグラムには、コーヒーやデザートだけでなく定休日や営業時間、利用方法も掲載されています。訪れる前に、ぜひチェックしてみてくださいね。
店主の実力とセンスが詰まったHLCで、ステキな午後を過ごしてみてはいかがでしょうか♪
HLC
住所:東京都大田区仲六郷2丁目27-8 ASAYAⅢ 101
アクセス:京急本線「雑色駅」より徒歩約2分
営業時間:14:00-18:00/19:00
定休日:不定休(インスタグラムに情報あり)