今回紹介するのは2024年に学芸大学でオープンした焼き肉「だいごろう」。
すでに焼き肉好きの間で話題沸騰の人気店です。
実はこの「だいごろう」、中目黒や恵比寿、西麻布で名を馳せ、リニューアルを繰り返してきた高級店「極上肉料理 だいごろう」の店主が新たに開いたお店なんです。
今までの高級店とはうってかわり、大衆的な町焼き肉「だいごろう」。
高級店の技とこだわりが気軽な空間で味わえるとあって、すでに予約必須の人気ぶりです。
焼き肉好きの間で話題沸騰!町焼き肉「だいごろう」の行き方は?
「だいごろう」は学芸大学駅から徒歩15分ほどと少し歩きますが、その価値は十分ある焼き肉の名店です。
東急東横線の学芸大学駅東口を出発点に、目黒通りを目黒駅方面へまっすぐ歩いていくと、5分ほどで東急バスの清水車庫があらわれます。

車庫を超えて1つ目の信号を右に曲がり、清水稲荷通りを少し進むと、左手に大衆食堂のようななつかしさを感じる外観のお店があらわれました。

今回の主役、焼き肉「だいごろう」さんです。
外に置かれた七輪をみただけで、焼き肉気分が高まります!
気負わず行ける!心落ち着く大衆的な店内

もともと中華料理店だった店内は、赤いカウンターテーブルやレトロな装飾がそのまま活かされており、どこかなつかしく温かみのある雰囲気が広がっています。
カウンター席が6席、4人掛けのテーブル席が3つ設けられており、少人数からグループまで幅広いシーンで利用可能。
カウンター席では店主が肉を手切りする様子がみえるので、ライブ感あふれる焼き肉体験が味わえます!

壁にはメニューや芸能人のサインがぎっしり!
昭和の居酒屋にタイムスリップしたような雰囲気があり、店内を眺めているだけでもお酒がすすみそうです。
大衆的な雰囲気とのギャップがすごい!「だいごろう」の上質なお肉を実食

さっそく「和牛上タン」「ホルモン盛りM」「和牛盛りM」「生ラム盛りM」をいただきます!
盛り合わせメニューは、その日の仕入れ状況に応じて内容が変わるおまかせスタイルです。
部位指定はできないものの、これが「だいごろう」の醍醐味のひとつ。
訪れるたびに新しいお肉との出会いが期待できるので、何度でも足を運びたくなる魅力がありますね。

「和牛上タン」は、やわらかさと絶妙な歯ごたえが共存した見事な食感!
じっくり噛みしめると、タンの旨みがジュワッとあふれだし、上質な肉ならではの豊かな風味が口いっぱいに広がります。

次は「ホルモン盛りM」をいただきます。
この日はレバー、せんまい、ハツ、ヤン、シビレといった多彩なホルモンがミックスされていました。
中でも注目すべきはヤン。ハチノスとせんまいをつなぐ部位で、牛一頭からわずか80gほどしか取れない超希少部位なんです。
コリコリした食感と、脂がのっているのにあっさりとした味わいが特徴です。

そのほかのホルモンも、それぞれの部位が持つ独特の旨みと食感が存分に楽しめました!
一番のポイントは、ホルモン特有の臭みがまったくないこと。
肉の品質の良さだけではなく、ていねいな下処理がほどこされていることが伝わってきます。

次は「和牛盛りM」です。
この日はイチボ、リブロース、カルビ、ヒレといった高級部位がぜいたくに盛りこまれており、これで1,650円とは驚きです。
「だいごろう」を訪れたら必ず頼んでほしい、お得感たっぷりの盛り合わせですよ。

カルビなどの脂身は甘みが際立ち、口の中でとろけるような食感が楽しめます。
一方で赤身はしっかりとした弾力があり、噛むたびに旨みがじゅわっと広がるのがたまりません。キンキンに冷えたビールを流し込めばまさに至福!
ひと口食べるたびに感動を味わえるひと皿です。

次は「生ラム盛りM」です。
ハーブの風味がほんのり漂う、しっとりやわらかなラム肉。
もちろん臭みはいっさいありませんが、ラム特有の風味はしっかり感じるので、羊好きの方でも満足できるひと皿になっています。
肉の質だけじゃない!塩派も寝返る絶品の「タレ」

「だいごろう」には、塩焼き用の「白いタレ」とタレ焼き用の「茶色いタレ」があります。
この2種類のタレ、ちょっとすごいです…。
焼き肉のタレというより、フレンチのソースを思わせる繊細さと味の深さに、きっと誰もが驚くでしょう。
それもそのはず。店主の服部さんは、高級肉料理店で飲食のキャリアを積んだだけではなく、元フレンチシェフでもあるんです。
塩焼きのタレといえば、レモン風味。タレ焼きのタレといえば甘辛い韓国風か、醤油ベース。
そんな焼き肉のタレの概念をくつがえす、奥深い味わいは衝撃的です。
服部さんにタレの秘密をたずねたところ、企業秘密とごまかされましたが、こっそりヒントを教えてくれました!
「白いタレ」は99%野菜でできているとのこと。
コクのあるまろやかさと控えめな酸味が特徴的な、さっぱりとしたタレで、肉の旨みを引きたてます。
「茶色いタレ」は醤油をほとんど使わず、牛骨などを煮詰めたダシがベース。
その味わいはハッシュドビーフのように濃厚で深みがあり、一般的な焼き肉のタレとは一味も二味も違います。
普段は塩派のわたしも、この「茶色いタレ」にはすっかり心を奪われました!
タレの魅力を再発見できる「だいごろう」、ぜひその特製タレを体験してみてください。
来店前に知っておきたい「だいごろう」のルール6つ

「だいごろう」は、店主が最高の状態でお肉を提供するため、また訪れるすべてのお客さまに快適な時間を過ごしてもらうために、守ってほしい6つのルールがあります。
「だいごろう」を訪れる際に知っておきたいルールは以下の6つです。
- オーダーは2回まで
注文は2回までと決まっています。1回目の注文がすべて提供されるまで、2回目の注文はできません。店員さんいわく、最初の注文でまとめて頼むのがベストとのこと。
なお、ドリンクやライスは何度でも注文ができます。
- 予約必須
「だいごろう」は小さなお店のため、直接の来店はできません。
必ず事前に電話で予約をしてください。予約なしでは入店できないので要注意です!
- お子さま連れは時間帯に制限あり
幼児や未就学児、小学生以下のお子さまをお連れの場合、予約可能な時間帯は平日17時~18時、土日祝は16時~17時に限られています。
- 禁煙可能
タバコの煙が苦手な方やお子さま連れの方は、ご注意ください。
- ベビーカーの利用は不可
店内が狭いため、ベビーカーの持ち込みはできません。
小さなお子さまをお連れの方は、事前にベビーカー以外の準備をしておくと安心です。
- キャッシュレス決済は非対応
「だいごろう」では、クレジットカードやPayPayなどのキャッシュレス決済には対応していません。
お会計は現金のみとなるため、来店の際は忘れずに現金を持参してください。
学芸大学にお越しの際は、ぜひ足を運んでみてください。
極上のお肉とこだわりのタレが織りなす至福のひとときが楽しめますよ。
焼き肉「だいごろう」
住所:東京都目黒区目黒本町1-1-21センチュリー学芸大1F
アクセス:東急東横線「学芸大学駅」から徒歩約15分
電話番号:03-5734-1166
営業時間:平日17:00-23:00(L.O.料理22:00 ドリンク22:30)
土16:00-23:00(L.O.料理22:00 ドリンク22:30)
日祝16:00-22:00(L.O.料理21:00 ドリンク21:30)
定休日:不定の木曜日
駐車場:なし