【三軒茶屋】タコスの概念が変わる!究極のブルータコスをどうぞ☆「ロス・タコス・アスーレス」

あなたはタコスに対してどんなイメージがありますか。

「お手軽に食べられる」「ビールのおつまみ」のような感覚をお持ちの方も多いのでは?
今日は、そんなタコスの概念をガラッと変える究極のお店「ロス・タコス・アスーレス」をご紹介します☆

アスーレス(ブルー)基調の店内

店内は白とブルーを基調とし、シンプルでありながら洗練された印象。カウンターとテーブル席、奥に半個室もあり、トータル19席とこじんまりしているけれど落ち着ける空間です。

私が訪れた時も、午前中早い時間にも関わらず店内には、海外の方、若者、ビジネスマン、一人ゆっくりくつろぐ女性客など多くの人々がそれぞれタコスを楽しんでいました。

レイアウトや雰囲気もさることながら、スタッフも気さくに話しかける空間で、シーンを選ばずに使いやすいお店です。

メキシコの伝統×日本食材=“ブルータコス”のパイオニア in Japan

こちらのタコスを見てパッと目に入るのが、青いトルティーヤ。店名にもなっている「Azules(アスーレス)」は、スペイン語で青という意味。こちらではメキシコの伝統を活かしつつ、日本食材をかけあわせた唯一無二の究極のタコスを提供しています。

オーナーのマルコさんは「トルティーヤを手作りはメキシコでもほぼない。日本で出店する際に自分たちでおいしい手作りのトルティーヤを作ろう。味の基本構成はメキシカンで、原材料を日本のフレッシュな食材に置き換えて作る!」という想いで、7年前に店をオープンさせました。

青いトルティーヤ作りの究極ポイントは?

ブルーの秘密は、原材料のとうもろこしの色。

メキシコの在来種の一種で、店で製粉して作っています。使う理由はとにかく圧倒的においしいから!在来種は味がしっかりしていて濃いそうです。

実際これで作った生地は、コーンの甘みと旨味が驚くほどハッキリ主張していてモチモチの弾力感も類をみないレベル。

私も「こんなタコス生地を食べたことがない!」と衝撃をうけました。

この在来種は、メキシコで約5000年前から作られていました。しかし今や大量生産のコーンが増えている環境下で、少数の農家のみが製造しているため、これを使用している店はメキシコでも少なくいそう。同店では「使うことで文化を守りたい」という想いもあるのだとか。メキシコでも貴重な在来種のトルティーヤを東京で食べられるというのはうれしいですよね。

メキシコのベースを熟知!フレッシュな日本食材とコラボ

オーナーであるMarco Garcia (マルコ・ガルシア)さんは、メキシコ北部のモンテレイの生まれ。

日本留学を機に「他国の料理は日本ですごいレベルに仕上がっている。自国のメキシカンは、このアプローチを使えばものすごいことになる!」と感銘を受けたのだとか。独学で何年もかけてメキシコ料理と日本料理を学びました。

2018年にメキシコの店を閉めて、三軒茶屋に店をオープン。「食材へのアプローチを含め、どこまでタコスを極められるか。という想いで20年越しの夢を形にしたのです。

自由に楽しむのがタコス☆

タコスは常時13種類くらいで、旬の食材を使ったものが4種類ほど。ときどきで変わるそうです。基本的にアラカルトで、セットメニューはありません。

自分の好きなものを好きなように楽しむのがタコスの魅力の一つなので、セットメニューを設けていないそうです。

とはいえ「どのくらいの量を頼むか迷う」方向けにタコス5個を組み合わせるおまかせセットはあります。サイズが小ぶりなので、5個くらいは余裕で食べられちゃいますよ!スタッフのアドバイスを求めるもよし。好きなタコスを好きな量選ぶもよし。自由にタコスを楽しめるスタイルなのです。

参考までに人気メニューをいくつかご紹介

人気ナンバーワンは「カルニータススペシャル」。 

「カルニータス」は塩ベースで味付けした豚肉を炒めたメキシコ料理で、メキシコでは専門店も多いんです。旨味が凝縮された豚肉は、メキシコ風と異なった、あえてカリッとした風味に仕上げてあります。

豚の皮を揚げたせんべい風の「チチャロン」もおいしさを底上げ。

定番の人気は「シラスのオムレツ」。

ふわふわのオムレツの中には和歌山県産シラスがぎゅっと詰まっていて、まさにメキシコ風と和風をかけあわせたアレンジ。ほっとする和の味と旨味溢れる生地との組み合わせは、意外なようでいて、安定のおいしさです。

旬のメニュー「春菊」は、たっぷりの春菊と塩気のきいた山羊チーズとの組み合わせで、春菊の食感とタコスも合うんだと驚きです。チーズの塩気もいいアクセントになって食べだしたら止まりません。

メキシコのベースをきちんと押さえた上で、原材料からじっくり手作りしたトルティーヤ。日本ならではの食材をかけあわせた唯一無二のタコスをぜひ味わいに足を運んでみてください。

「これもタコスと合うんだ!」と意外な発見と新しい体験が待っていますよ!

los tacos azules(ロス・タコス・アスーレス)    
住所:東京都世田谷区上馬1丁目17−9
アクセス:東急田園都市線「三軒茶屋駅」から徒歩約7分
営業時間:水〜金9:00‐15:00 (LO14:00)
     土〜日9:00‐16:00 (LO15:00)
連絡先:03‐5787‐6990
​定休日:月曜、火曜
駐車場:無

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。