品川区には、歴史あるお寺や神社がたくさん。参道には昔ながらの風情が楽しめる飲食店が並んでいます。
今回ご紹介したいのは、品川区内で最も古い「品川寺(ほんせんじ)」の近くにある「とんかつ安右衛門」です。
お参りや観光ついでに、ぜひ立ち寄ってほしいお店です!
青物横丁駅から、品川寺方面に徒歩約2分
とんかつ安右衛門は、京急本線の青物横丁駅から徒歩約2分のところにあります。
青物横丁駅前にある「ジュネーブ平和通り」を通って、旧東海道沿いに進みます。
鮫洲駅からは徒歩約8分、りんかい線の品川シーサイド駅からも徒歩約8分です。
とんかつ安右衛門の近くには、お昼ごろ人だかりができる鮮魚店もあって、いつもにぎわっています。
品川寺へのお参りルートに注目
とんかつ安右衛門があるのは青物横丁商店街。青物横丁駅から品川寺までの間に、飲食店が密集しているところです。
品川寺の境内には、街の人が集まれるようにとの気配りで「お休み処」もあり、いつでも気軽に立ち寄れます。
品川寺は、「品川」の地名の由来にもなった、1300年以上の歴史を誇る品川最古のお寺です。
入口にある大きな地蔵菩薩坐像は「江戸六地蔵」の一つとして有名です。
品川寺のシンボルは、「洋行帰りの鐘」として地元で親しまれている大梵鐘。
江戸時代の幕末に、パリ万博に出展されたものの行方不明になり、のちにスイスのジュネーブで見つかり返還されました。
これが縁で、道路が「ジュネーブ平和通り」と名づけられたり、国際親善イベントが開かれたりしています。
家族連れにも親しまれているエントランス
とんかつ安右衛門は、ランチタイム、ディナータイムともお客さんの出入りが多く、にぎわいのあるお店です。
お店の前の石鉢には、たくさんの金魚。
金魚見たさに足を止める親子連れも多く、ファミリー向けのお店としても親しまれています。
創業昭和37年の老舗のメニュー
さっそくとんかつ安右衛門の店内を見てみましょう。
お店に入るとすぐ、お惣菜がたっぷり盛り付けられた大皿が並んでいます。
お酒を飲んでいたお客さんは、カウンターごしに店員さんと会話しながら、好きな一品料理を注文していました。
メニューは大きな文字で書かれ、壁に貼り付けられています。
何と言っても目を引くのが、創業昭和37年という歴史の長さですね。
お店のロース、ヒレ肉は、国産豚を冷蔵管理で取り寄せているのが特長。
冷凍していないため、おいしい脂身が味わえます。
お新香はなんと、創業当時から継ぎ足し受け継がれたぬか漬け。
伝統の味が守られています。
自慢のロースカツや、お手軽ランチも
とんかつ安右衛門のおすすめメニューを紹介します。
一つ目は、ロースかつ定食。脂身に旨味があるのが魅力です。
中身は肉厚でジューシー。サクサクの衣にソースが十分にかかっていておいしいです。
脂身の部分は上品な甘口で、濃い味や脂っこいカツが苦手な人にも安心です。
続いては、メンチカツ、チキンカツ、ポテトサラダがセットになった、A定食。
1,000円(税込)でお腹いっぱいの満足メニューです。
お肉のあらびき食感が際立つメンチカツと、ヘルシーなチキンカツの組み合わせ。
定番のカツを一度に味わえて大満足でした。
品川寺に来たらぜひとも立ち寄りたいお食事処
とんかつ専門店として60年以上の歴史を持つ、とんかつ安右衛門。
仕事帰りに飲みに来た常連さんから、夕食に来た女性客、家族連れまで、「旨いとんかつ」を求めて多くの人でにぎわっていました。
青物横丁駅周辺に多く立ち並ぶ飲食店の中でも、自信を持っておすすめできるお店です。
とんかつ安右衛門
住所:東京都品川区南品川3-5-13
アクセス:京急本線「青物横丁」より徒歩約2分
京急本線「鮫洲」より徒歩約8分
東京臨海高速鉄道線「品川シーサイド」より徒歩約8分
電話:03-3474-7461
営業時間:[月~金・祝前] ランチ:11:00〜14:00
[月~金・土・祝前] ディナー:17:00〜23:00
定休日:不定休
駐車場:なし