【馬込】アンティークな雰囲気漂う老舗の喫茶店「楡1953」

都営浅草線馬込駅「A3」の階段を使って地上へ出て、右手を向くとフッと視界に入るとてもレトロな建物。
こちらが今年でちょうど創業70年となりました「楡1953」さんです。
以前は新宿と大手町にも店舗を構えておりましたが、現在はこちらの馬込本店のみでの営業ということです。

手書きのメニューボードがあたたかくお出迎えしてくれます。

格調高く雰囲気を大切にしている店内

店内のインテリアはいずれもレトロな物が多く、統一感があふれていてお店の雰囲気を大切にしているのがわかります。
ランプや調度品の数々は、お店の色調をそろえるため選び抜かれています。
撮影の時はハロウィーンの時期が近かったため、店内は少しジャックオーランタンが多めな印象もありましたが基本的な装飾は変わりません。

都内の喫茶店というとビジネス利用だったり、簡単な食事を取る場所だったりと、少しせわしないイメージもあります。
しかし、こちらの「楡」さんは昔ながらの喫茶店。
気の知れた友人とのおしゃべりや一人で読書にふけったりと、ゆっくりとした時間が流れる場所です。

ケーキや焼き菓子は全て自家製!この場で味わう出来立ての味

今日はブレンドコーヒーをオーダーし、豆を挽いてドリップされるのを待つ間、甘いものに目がない私は、ショーウインドウをチェックさせていただきました。
ドリンクと一緒にケーキをオーダーするとセット割引で100円引きとなります。
老舗のブレンドコーヒーにしてはお値段がリーズナブルなのに、さらに割引になるのはありがたい設定です!
ケーキの料金設定も500円前後と同じくリーズナブルなので、あまり懐事情を気にせずに選べるのがうれしいところです。
せっかくなので、今回は好物のマロンケーキをオーダーさせていただきました。

コーヒーによく合う、甘さ控えめなケーキ

湯気から深みのある香り立つコーヒーと、銀に輝くシュガーポットとミルクピッチャーにケーキを添えて、すべて出揃いました。
食器はしっかりと磨かれていて、撮影している私まで映り込んでしまっているくらいです。

私は普段はブラックなのですが、せっかくなのでミルクを入れさせていただきました。
コーヒーにゆっくりとミルクが溶け込んでいく画はとても雰囲気があって、見ているだけでだんだんと気持ちが落ち着いていくのがわかります。

さて、個人的にメインディッシュのマロンケーキです。
一つ一つ作り上げるモンブランという名称ではなく、あえてケーキにされていますが、私はスポンジも生クリームも好きなのでむしろうれしい気持ちです。
なんとなくケーキを食べているほうが高級な印象があります。

実はこちらのお店のストロベリーケーキは以前から食べたことがあったのですが、マロンケーキは今回が初めて。
ストロベリーケーキの甘すぎない生クリームが食べやすく、気に入っていたのですが、マロンケーキもその方向性は同じで、コーヒーの味を引き立たせるために主張しすぎないほどよい甘味のケーキでした。

今回は夕方にお伺いしましたが、9:30~11:30はモーニングの時間です。
11:30〜14:00はランチも行っているので、今度はフードメニューも味わってみたいと思いました。

また基本的に店内の貸切は行わないそうですが、現在は試験的に認知症の方のためのお食事会といったイベントの会場にされることも予定しているようです。
パーティ会場といったスペースで貸し出されることは無いかと思いますが、地域のコミュニティ会場としてのイベントは今後だんだんと使用される機会も増えるかもしれません。

今回は馬込のアンティークな喫茶店「楡1953」をご紹介させていただきました。
駅前にありふらっと入りやすいので、待ち合わせの前の少し空いた時間や、落ち着いた時間を過ごしたいときなど是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

楡1953
住所:東京都大田区北馬込2丁目32-6
アクセス:都営浅草線「馬込駅」A3出口よりすぐ
営業時間:月~金曜日 9:30~18:00
土・日・祝日 9:30~19:00
電話番号:03-3774-0666
定休日:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。