今回は、読書にぴったりなカフェをご紹介します。
東急池上線池上駅東口から徒歩約4分
東急池上線池上駅東口から徒歩約4分の場所に2024年8月下旬オープンしたブックカフェ「in the Library」。現役編集者の方が店主というめずらしいカフェです。
店内に入ると観葉植物があって、とても癒されます。
ちょうど取材に訪れたタイミングは10月。10月31日はハロウィンがあるため、カボチャが飾られていました。大きなカボチャですね!これから、年末年始に向けて楽しいイベントが続きます。
まるで小さな図書室のようです。本がたくさん並んでいました。
洋楽が流れていてギャラリーのような雰囲気で、とてもセンスのある店内です。
CDも並んでいます。お子様世代はCDを知らないので、店主曰く、とても注目されるのだそう。
座席は、入口側に面したテーブル3席と壁際に3席、カウンター席があります。
ゆったりくつろげるよう配置がなされ、店主がこだわっている様子がうかがえました。
私は、入口側の席に座りました。この日は窓を開けていて、自然の風が入り、とても気持ちよかったです。
ボリューミーな軽食!?
アルコールも提供しています。
こちらのおすすめは、何といってもホットドッグ・コーヒー・バナナブレッド。
今回私はおすすめの、ホットドッグ・アイスカフェラテ・バナナブレッド(別料金:生クリーム付き)を注文しました。
コーヒーにもこだわっているそう。
この日は少し遅いランチとなりました。軽食をということですが、とても充実感ある味です。
それもそのはず。店主がこだわりぬいて選んだソーセージを使用。そんじょそこらの味と歯ごたえとはわけが違うおいしさです。
かぶりつくたびに「う~ん、うまい!」
パンも弾力のある歯ごたえでソーセージにも負けていません。
パンの具のキャベツのザワークラウトとケチャップの酸味もちょうどよいです。
アイスカフェラテもごくごく飲めて、おいしい!
コーヒー豆もこだわっているそうで、深煎りのコーヒーでの提供でした。
こちらの写真はバナナブレッド。とてもおいしそうでしょ?
アメリカンサイズだと思うくらいに、大きくて厚みがあります。
スイーツ好きならとてもうれしい大きさで満足しますよ。
甘さ控えめでバナナの味と生クリームがとてもあいます。
こちらは、店主の手作りです。ごちそうさまでした!
非日常の空間を
店内を見回すと、アメリカの事務機器メーカーレミントン社の図書カードケースが目に留まりました。こちらはビンテージ製とのことです。インテリアの細部までこだわっていますね。
店主の北村さんよりお話を聞くことができました。
北村さんは先にも触れたように現役の編集者で、小さなころから本が好きで念願の出版関係の職に就きました。
バナナブレッドも手作りと書いていますが、料理本の編集にも数多く携わったそうです。長年の経験がいきているのですね。
話を戻すと、現役生活も続くと自宅にはたくさんの本や資料も増え、いずれは処分するしかないなと考えていたそう。
しかしカフェ経営をしたいというプランをたてている中で、いつかは図書室のような空間で軽食もとることができたら…と考えるようになったそうです。
今は、本を読む文化は時代と共に薄れつつあり、本を読むよりタブレットやスマホ等でSNSから情報を得るというのが当たり前になってきました。
ちょうどそんな時遠い異国の地アメリカのウィスコンシン州ハドソンでリトルフリーライブラリーという、無料の貸し出しを行っている取り組みを知ったそう。本への思いは、万国共通ですね。
カフェの経営も思い始めてから一年半で開業したとのことで、とても行動力のある方だと思いました。
ちなみに私もすぐにお気に入りの本を見つけました。中川ひろたか作の「ないた」という絵本です。
子供向けの絵本なので、数分で読み終えることができます。
大人の私が読んでも泣けました。ぜひ、読んでみてください!
北村さんが大好きだという向田邦子さん。私も憧れる女性です。
すでに常連のお客様もいらっしゃるそうですよ。大人も子どもも楽しめるカフェ。
北村さんからも「ぜひ、本を読んでくつろいでくださいね。お待ちしております!」というコメントをいただきました。
貸出しもできるそうです。もし本を寄贈してくださる方がいらしたら大歓迎とのことでした!
みなさんもお気に入りの本を見つけに来ませんか?
本を読まなくても曲を聴きながら「in the Library」で忙しい日々を忘れ、ゆっくり非日常を味わってください。
in the Library
住所:東京都大田区池上3-32-20 ♯102
アクセス:東急池上線 池上駅 東口 徒歩4分
営業時間:10:30~19:00
定休日:火曜日・水曜日(不定休)