今回ご紹介するのは目黒区のシェアキッチン「食スタイルLabo」さんです。
祐天寺駅から徒歩約10分。東急バスの三宿病院前からすぐの閑静な住宅街にあります。
友人に紹介してもらったのですが、5年ほど前に、私もまさにその近隣に住んでいたので懐かしい場所でした。
ちょうど私が引っ越してすぐの頃にできたようで、「住んでいた頃にあったら毎日のように通ってただろうなぁ。」と思えるステキな場所になっていました。
「食を中心に日常生活をハッピーに」というコンセプトで、なんと日ごとにお店が変わります!
開放感のある吹き抜けの天井と落ち着く店内
中に入ると天井は吹き抜けになっていて、陽光が差し込みます。
訪れた時期が寒い時期だったのでストーブが置いてあり、テーブル席とカウンターがあります。


飽きない家庭の味がする韓国料理「Chip-Pap-Firyon」

日ごとにお店が変わる中で、私が訪れたのが韓国料理のChip-Pap-Firyonさん(※以下Firyonさん)です。
実は私の両親は韓国料理屋を長年営んでいるため、韓国料理にはうるさいんです☆
でもFiryonさんは、韓国料理にうるさい私が食べた中でも、ピカイチでおいしい!
日本は島国で、新鮮な食材が豊富にあるため、その素材の味を活かすことが多いんです。
それに対し、韓国料理はソースの料理。素材の味そのものを活かすことよりも濃いソースやタレと合わせて食べるものがほとんど。
そのため、「どこもそんなに大差なくおいしい」ところが多いです。
もちろん濃いヤンニョムソースがついた韓国チキンを食べたい時もあり、そういうお店も大好きです。でも毎日食べるにはクドいというのが、正直な感想。
Firyonさんもそこは意識して差別化しているらしく、「普通の韓国料理を食べるのだったら新大久保に行けばいいけど、自分が作るなら家庭の味がする韓国料理を作りたいと思って。」とおっしゃっていました。
たしかに毎日食べても飽きない家庭の味がしました。
韓国人もうなるトックと定食

一番はじめに食べたのは、「野菜たっぷりプルコギとトック定食」でした。
トックは韓国の餅で、お正月に、日本でいう雑煮のようなトックスープを食べることが定番です。
お正月に実家でおいしいトックを食べていたので、正直そこまで期待してなかったのですが、スープを飲んだ瞬間、生意気にも「ここのお店は何か違う!おいしい!」と感動しました。
昆布と牛で丁寧にとった出汁のスープのトックと、レンコンのジョン(チヂミ)や、もやし、エゴマの葉など食感の違う野菜をたっぷりつかったおかず。そして濃すぎない味付けの豚肉プルコギはまさに素材を活かした味で家庭料理と呼ぶにふさわしいものだと思いました。
毎回違うメニューが楽しめる

「おいしすぎたので、絶対また行くね!」と友人に固く誓ってさっそく別日に行ってきました。
メニューは毎回違い、今回は2種類(前回1種類)になっていて、「豆腐キムチチゲ(別途200円で牡蠣トッピング)」または「イカと豚肉の甘辛炒め定食」でした。
どちらも捨てがたく悩んでいたらFiryonさんが「定食のほうは本当はスープないんですがメニューから消し忘れてしまって…でもプラス300円でチゲをつけることができます。」とおっしゃってくださいました。
この時、牡蠣が食べたいと思っていたので、ダメ元で「さらにプラス200円で牡蠣つけれます…?」と聞いたら「もちろん!」と快諾していただきました。
おかげで気になっていたメニューを網羅することができました。
やっぱり全部おいしい料理
この日はいいイカが手に入ったとのこと。

「生でも食べられるおいしい牡蠣なので、少しだけ火を通してのせますね。」と、うれしそうに食材のストーリーを教えてくれるFiryonさん。

プリプリの牡蠣と、歯ごたえのいいイカ、そしてたっぷりの野菜。
レンコンのジョンは前回初めていただきましたが大好きになり、今回もあってうれしかったです。自宅でも作りたくなりました。ごちそうさまでした!
台湾料理「れみはうす」
そして食スタイルLaboさんの中で、今回もう一件ご紹介するのは、台湾料理の「れみはうす」さんです。
妄想台湾粥と、紅芯大根餅と水餃子を単品で注文しました。お粥にはエビ団子、揚げパン、肉でんぶがのっています。
肉でんぶは、日本人には馴染みがないですが、お弁当にたまにのってるピンクの桜でんぶはご存知の方が多いかと思います。
あれは白身魚を原料にしたものですが、肉でんぶはそれの肉バージョンと思えば味の想像がつきやすいかもしれません。甘じょっぱい味付けでお粥にぴったりです。
ちょうど台湾人のママ友のお子さんが、ベビーカーにのりながらフレーク状の「でんぶ」を朝食として食べていて、台湾ではポピュラーな食べ物なのだと思いました。
台湾粥もお腹に優しくて、毎日の朝ご飯に最適。
ちょうど油っぽい食事が続いていたので、お腹がとても癒やされました。



水餃子はプルプル食感でおいしく、一瞬で食べてしまいました。
ピンクの大根餅はこの時たまたまあった大根で作ったものだとか。普段は白らしいのですが、見た目がかわいすぎます!味ももちろんおいしかったです。
れみはうすさんは、食スタイルLaboさんだけでなく、「いけのや」さんという祐天寺駅からすぐの場所でも週1程度で営業しています。
そちらもぜひチェックしてみてください。
まだまだ開拓したいラインナップ
今回、食スタイルLaboさんの中でご紹介したのは2件でしたが、下の写真にあるように、スイーツやキッシュやデリもあります。いろいろなお店がやっているので、毎日楽しめて最高ですよね。
ご近所の方が本気でうらやましいです(笑)。ぜひご近所の方は食べにいってみてください!

食スタイルLabo
住所:東京都目黒区上目黒5-32-4
アクセス:東急東横線「祐天寺」より徒歩約10分
東急バス「三宿病院前バス停」より徒歩約1分
TEL:03-5656-5116
営業時間:日毎に変わるため、お店のHPにあるカレンダーをご確認ください。
定休日:不定休