品川区内の元祖ペルー料理レストラン!「アルコイリス五反田店」で旅する気分でランチ

今回は、忘年会でも利用させてもらった、エスニック料理好きの間で評判の「アルコイリス五反田店」を紹介したいと思います。
大通りから一本奥に入ったところにあるので、知る人ぞ知る、隠れ家的なお店。店内の雰囲気からお料理までご紹介します!

五反田、大崎駅から徒歩圏内!ドンキ五反田東口店が目印

アルコイリス五反田店は、JR山手線五反田駅から徒歩約3分、東急池上線大崎広小路駅から徒歩約8分、JR山手線大崎駅から徒歩約10分のところにあります。
JR五反田駅東口を出て左側、交番前の信号を渡ると「東京デザインセンター」があります。大通りをはさんで向かいの細い道を奥に入ります。

1分ほどまっすぐ進むと、ドン・キホーテ 五反田東口店が見えてきます。
入り組んだ細い道ですが、おなじみのドンキのキャラクターが目立つエントランスは、遠くから見ても目印にピッタリ。

アルコイリス五反田店は、ドンキの斜め向かいにある「第5本宮ビル」という雑居ビルの2階にあります。
ドンキを背にして左斜め方向を見ると、ビルの2階の窓に「アルコイリス」の店名が大きく表示されているので見つけやすいです。

ペルー国旗の赤・白がシンボルカラー

アルコイリスの外観は、下から眺めてもハッキリ分かるペルーの国旗——赤白赤の縦三色、中心に紋章が描かれた旗がシンボルマーク。
看板に書かれているARCO IRISはスペイン語で「虹」を意味しています。

1階入口にも赤・白の2色をあしらった看板が出ています。
周囲には居酒屋が立ち並び、和風の看板やのれんが多い中、ペルー料理店とひと目で分かるこの看板はよく目立ちます。

2階に上がっていく階段には料理名と写真が掲示されています。
ペルー料理になじみのない人でも、これを見ればメニューに興味がわくこと間違いなしです。

マチュピチュ遺跡の風景を見ながら食事

アルコイリス五反田店のエントランスには、ラクダ科の動物「ラマ」と女の子の写真が飾られています。
ラマはペルー国旗の紋章に描かれているほか、世界遺産マチュピチュ遺跡で放し飼いにされていることから人気の動物です。

店内に一歩足を踏み入れると、壁一面に広がるマチュピチュ遺跡の写真に圧倒されます。
アルコイリスは、川崎で創業したペルー料理レストランで、当初はペルーから来た多くの出稼ぎ労働者でにぎわい、店舗数も拡大していったそう。
現在は、川崎と五反田の2店舗に。出稼ぎ客が減った代わりに、マチュピチュ遺跡が世界遺産に登録されたことで、ペルー料理に興味を持つ日本人客が増えてきたそうです。
私が一緒に食事をした人たちにも南米旅行の経験者がいましたが、そんなペルー好き、ラテンアメリカ好きが口コミで集まるお店なんだそうです。

ペルーのお国柄が知れる店内装飾

「ペルーってどこにあるの?」と疑問に思う人のために、南米の大きな地図が貼られています。
ペルーは南アメリカ西部の太平洋側の国。ブラジルとも国境を接しており、国境周辺にはアマゾン川の上流域が広がっています。
地図を見ながら旅の話も弾みそうです。

店内中央には、ペルーの民芸品のほか、ペルーのサッカーボールも展示。
ペルーでは、何と言ってもサッカーが人気のスポーツ。サッカー中継がある日は大型モニターで試合を見て楽しむことができます。

ランチタイムにはワンプレートがお勧め

アルコイリス五反田店のランチメニューを見てみましょう。
ペルー料理は、肉、野菜、米を全部のせた、ボリュームたっぷりのワンプレートが特徴です。

ワンプレートディッシュを待っている間に、牛スジの煮込みスープが来ました。
牛スジがとっても柔らかくて食べやすかったです。

Aji de gallina(アヒ・デ・ガジーナ)、ペルー風の鶏のシチューです。
材料は鶏の胸肉、タマネギ、にんにく、ターメリックなど。
ゆで卵やボイルドポテトが盛り付けられていて、ランチをひと皿で済ませるというペルーの風習がよく伝わってきます。
カレーのような色をしていますが、これはアヒ・アマリージョという黄色い唐辛子の色。
辛味が弱めの唐辛子なので、実際には辛くはなく、チキンクリームシチューの味でした。

グランドメニューにはバラエティー豊富な家庭料理

お友達と来たらみんなで分け合って楽しめるグランドメニューをご紹介します。
これはSeco Combinado(セココンビナト)。セコは牛肉を香菜の中に入れて柔らかくなるまで煮込んだ料理で、豆の煮込み(フリホレス)が付け合わせで出されることが多いです。
ペルーの代表的な料理の一つで、ペルーの一般家庭でもよく料理されているそう。
一度は食べておきたいですが、とにかくボリュームがすごいので、シェアして食べることをお勧めします。

Cebiche(セビーチェ)はペルーやメキシコなどで食べられている魚介のマリネ。
白身魚、タコ、イカが材料に使われており、レモンの酸味が効いたサッパリした味でした。

これはSustancia(ススタンシア)というトマトと牛肉のスープ。
中にパスタが入っているのですが、かなりの細麵で、そうめんと言ってもいいくらいでした。

Yuca(ユカ)が食べられるのもペルー料理店ならでは。
タピオカの原料でもあるキャッサバ芋をフライにしたものです。
キャッサバを食べるというと緊張してしまいましたが、繊維の筋が通った見た目とは違って柔らかく、ポテトフライよりももっちりした食感でした。

見て楽しい!ペルーのおみやげ品で旅気分

テーブルの上や周りに置いてあるおみやげ品の数々も、アルコイリスの魅力です。
ペーパーナプキン立てやつまようじ入れなどのアイテムは、どれも木やカラフルな布で作った手工芸品でした。

こちらはペルーのコインを額縁に入れたもの。
造幣局の写真や記念コインが飾られていておもしろいです。

ペルーの観光地図や写真も飾られていました。
リマのマヨール広場(Plaza Mayor)などお勧めスポットが紹介されています。

ペルーの産業などを紹介するポスターも、見どころ満載。
ペルーはジャガイモの種類が多いことで有名です。現在世界には約6,000種のジャガイモがあるそうですが、ペルーにはその半数以上の約3,800種のジャガイモがあると言われています。
珍しいジャガイモの写真を見ると、ちょっとした観光気分になれます。

座席の周りには、アンデス地方の民族衣装を着たチョリータ人形が飾られていました。
さらに、クイ(テンジクネズミ)のぬいぐるみもたくさん飾られていて、すっかりお店のマスコットになっていました。

ペルーに行った気分になれるレストラン

アルコイリスは、日本初のペルー料理専門レストラン。五反田店も、メニューから店内装飾まで本場ペルーの雰囲気に埋め尽くされたお店です。
座席数は40席あり、女子会はもちろん、大人数での忘年会や歓送迎会もできる、十分な広さ。グランドメニューはどれもボリュームたっぷりなので、いろいろな種類のペルー料理を味わいたいならシェアして食べるのがお勧めです。
なお、東五反田は飲食街・ネオン街なので、夜遅く行くと繁華街は苦手という人もいるかもしれません。
女子会で行くなら昼間に利用されることをお勧めします。

アルコイリス五反田店
住所:東京都品川区東五反田1-15-5 第5本宮ビル2F
アクセス:JR、都営浅草線「五反田駅」より徒歩約3分、東急池上線「大崎広小路駅」より徒歩約8分、JR「大崎駅」より徒歩約10分
電話: 03-3449-6629
営業時間:12:00~22:00(ランチタイム12:00~14:00、日曜営業)
定休日:年中無休
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。